宮崎県の救急医療体制は他県と比べるとかなり遅れています。救急医の不足、救急病院の不足、教育体制の遅れなどがその理由として考えられます。このままの状況では10年後20年後も何も変わらないことが予想されます。
平成24年4月には宮崎大学病院救命救急センターが発足しドクターヘリ事業も開始されましたが、専従医師不足の問題など課題は残っています。そこで当地域にも救急医を集約した施設をつくり地域での救急システムの再構築を行い、また大学救急部と連携し救急医、救急看護師の養成、研修を行い宮崎県の救急医療の底上げを目指し平成24年4月救急科を新設しました。
そして我々はこの地域に密着しこの地域の救急医療を守ることをミッションとし以下の方針を定めました。

1 | ドクターカー24時間運行 |
2 | ドクターヘリ受け入れ病院としての機能の充実を目指す |
3 | 最先端の集中治療の充実(将来の救命救急センター設立に向けて)を目指す |
4 | 外傷センターとして多発外傷患者の受け入れ機能の充実を目指す |
5 | 救急看護師の養成を行う |
6 | 救急医の養成を行う |
7 | 都城北諸地域の救急システムの再構築、地域救命センターの設置を目指す |
8 | 地域災害拠点センターとしての充実・教育(DMAT)を行う |
9 | 消防・救急隊の教育を行う |
以下の疾患について力を入れていますが、それ以外の軽症例についても対応いたします。
・重症多発外傷に対する救命治療および集中治療 ・重症急性疾病(重症敗血症、DIC等)に対する救命治療および集中治療 ・院外心肺停止・重症急性中毒に対する救命治療および集中治療 ・ドクターカーによる救急現場での高度な救命医療の提供 |
当施設の救急医療体制は大きく2つに分かれており、都城市郡医師会病院と併設する都城夜間急病センターが担当する時間帯があります。夜間については併設する都城急病センター医師が初療を行い入院加療が必要であれば医師会病院当直医へコンサルトするという形をとっております。
現在の診療体制は以下の通りです。また救急科医師については常時オンコール体制をとっており必要時には診療を行っています。尚、時間外にて救急科の診療を希望される場合は、受付または看護師にお伝え下さい。

平成28年度救急搬送件数 3108件 |

氏名 | 名越 秀樹 |
役職 | 医長 |
出身大学 | 琉球大学 1996年卒業 |
専門分野 | 循環器科 集中治療 |
認定資格等 | 日本救急医学会救急専門医 都城地区メディカルコントロール統括医師 日本DMAT隊員(統括DMAT) |

氏名 | 白尾 英仁 |
役職 | 医長 |
出身大学 | 自治医科大学 1999年卒業 |
専門分野 | 小児救急、地域医療 |
認定資格等 | 日本救急医学会救急専門医 日本医師会認定産業医 臨床研修講習会受講 日本DMAT隊員(統括DMAT) ICLSコースディレクター |

氏名 | 中村 仁彦 |
役職 | 医員 |
出身大学 | 宮崎大学 2014年卒業 |
専門分野 | 救急一般 |
認定資格等 |

氏名 | 榮福 亮三 |
役職 | 非常勤 |
出身大学 | 琉球大学 1992年卒業 |
専門分野 | Acute Care Surgery |
認定資格等 | 日本外科学会専門医 日本救急医学会専門医 日本DMAT隊員(統括DMAT) |

氏名 | 森定 淳 |
役職 | 非常勤 |
出身大学 | 岡山大学大学院 2014年卒業 |
専門分野 | 外傷形成再建外科 |
認定資格等 | 日本形成外科学会認定形成外科専門医 |